浮腫(むくみ)


目次


Ⅰ 浮腫(むくみ)


浮腫み(むくみ)とは?


浮腫の原因


浮腫の主な理由


浮腫の改善方法


Ⅱ 施術症例


施術例 1 浮腫(むくみ)でお悩みの30代女性


Ⅰ 浮腫(むくみ)

浮腫み(むくみ)とは?

女性では「足が浮腫んでいる」という方が多いですが、

勿論男性にも出る症状となります。

むくみ対策にはコレ、むくみの解消にはアレ、

という広告も良く見ます。

 

 

しかし、むくみとはそもそも何なのでしょう?

なんとなく、水分が溜まっているという認識はあると思います。

圧せば凹む、圧迫すれば流れる、ブヨブヨしている、

押すと後が付く、冷える、飲んだ後に出る。

 

 

それらは全部、むくんだ結果でしかありません。

むくんだ身体はこうなる、というのを集めただけに過ぎないのです。

こうなったらむくんでいる可能性がありますよ。

むくみは解消したいでしょ、これを使うと良いですよ。

 

 

・・・では足りていないんですね。

大切なのはむくみの正体は何なのか。

そして、そのむくみはどういった影響を身体に及ぼすのか

そういったところが大切になります。

 

 

まず、むくみは何かを理解していきましょう。

むくみは医学的には浮腫(ふしゅ)と呼ばれます。

医療ドラマとかでも聞く名前ですね。

 

 

人の6割は水分で出来ているといわれています。

人間を形作る細胞内は水分に満たされています。

そして、その細胞の隙間も水分に満たされているんですね。

 

 

その細胞を囲む水分、間質液と言われるものが多くなると、浮腫として出ます。

浮腫は皮膚の下に水分が集まってできるので、皮膚を圧していると凹むんですね。

そして、そんな水分が溜まるので冷えになったり、ブヨブヨとした触感になるのです。

浮腫の原因

では、何故浮腫が起きていくのでしょうか。

浮腫は細胞を囲む空間に間質液と言われる水分が溜まると言いました。

その空間に水分が溜まるのは何故なのでしょうか。

 

 

まず、最も多くの原因になるのが血流の悪さです。

足や手など、末端に溜まった血液は行くところが無くなり、隙間に水分を逃がします。

本来の健康体であれば、心臓にちゃんと血が戻るのですが、戻り切れずに

溜まってしまった結果、間質液に水分が溜まることになります。

 

 

では、何故戻り切れないのか。

血液は血管の中を通ります。

その血管が圧迫され流れが悪くなると、そこにどんどんたまっていってしまうわけです。

 

 

では、何が血管を圧迫し、流れを悪くするのか。

血管は筋肉の間を通ることで、筋肉に酸素や栄養を送ります。

そうしないと筋肉は壊死してしまうわけですね。

しかしながら、その筋肉が硬ければ、血管を締め付ける形になるわけです。

 

 

そうなると、流れが悪くなり、血液は溜まっていきます。

その溜まった血液が間質液として水分を漏れ出し、

浮腫になっていくわけです。

 

 

・血流からのむくみの影響

もともと、足には血が溜まりやすい状態にあります。

重力や、心臓からの距離を考えるとどうしても下に血がたまるのは仕方ないんですね。

本来、筋肉が柔らかく、血管の流れが良好であれば、心臓からの拍動だけでも、ある程度は流れます。

赤ちゃんなんかはプニプニしてても浮腫んではいませんよね。

 

 

大人はそれでも流しきることができないので、我々は筋ポンプ作用というものを使います。

赤ん坊の場合は、筋肉が柔らかいので、心臓の拍動だけで流せます。

血管は筋肉の中を通っているというのはお伝えしました。

 

 

ということは、その筋肉縮んでが太くなったり、伸びて細くなったりすれば、

血管を圧ししごくことができるわけです。

下の血流を戻すには足の筋肉を動かせばよいです。

 

 

それが、ふくらはぎが第二の心臓と言われる所以なんですね。

エコノミー症候群なんかもそうですね。

足をしたにずっと降ろし、動かさないので、血液が下に溜まります。

その結果、流れが滞り、冷えて血栓が発生、それが流れていろんなところに詰まるわけです。

なので、対策として足首を動かしてふくらはぎの筋肉を津語課すことを推奨されます。

 

 

それでも、下半身でいえば、膝裏や股関節周囲など、

関節の動くところ、大きな血管の通るところが

硬くなるとむくみは強く出やすくなります。

 

 

腕で出る方もいますね。

そういう方の多くは、胸や脇、肩、鎖骨周りが詰まっています。

筋肉モリモリの方でもむくみで困った、手が良く浮腫む、というのを見たことがあると思います。

 

 

大きすぎる筋肉は血管を圧迫することが多くあります。

しっかりストレッチなどしていれば良いのですが、筋肉側も皮膚があるので、逃げ場がないんですね。

そのため、血管を圧迫し、流れを悪くすることもあるわけです。

 

 

顔に関しては、首のつまりからでしょう。

上に上がったものの、首が詰まっていれば、下に血が戻れないので、

顔が浮腫んだり、冷えたりするわけです。

 

 

・お酒を飲んだ次の日のむくみ、身体が柔らかいのにむくむ

お酒を飲んだ次の日は浮腫むことが多いですね。

これはいろいろと理由があります。

 

 

ただ、お酒を飲んだ次の日にむくむ、という方はあまり気にしないと思います。

一時的なものであることが多いでしょうから。

なので、簡単に説明だけさせていただきます。

 

 

飲む方なら分かると思いますが、アルコールは利尿効果が非常に強いです。

人体にとっては有害な成分であるため、身体から排出しようとするんですね。

その結果、飲めば飲むだけ喉が渇きますし、トイレに行く頻度が上がります。

 

 

水で考えればとんでもない量を、ビールであればいくらでも飲めるという方がいます。

変な話ですが、飲めば飲むだけ身体が脱水していくので、

いくらでも飲めてしまうのです。

なので、一緒に別の水分、チェイサーを飲むことが推奨されているわけですね。

 

 

そして、お酒を飲む場合には味の濃い、

しょっぱいものを一緒に食べることが多いです。

なので、身体の水分量だけでいえば、

アルコールと塩分の両方を吐き出すためにドンドン身体は脱水していくわけです。

 

 

脱水なら浮腫むのはおかしいのでは?と思う方が多いかもしれませんね。

飲んだ量をすべて出せれば良いのですが、やはり水分は残ります。

身体の中の成分がアンバランスになっているので、それを希釈するには水分が必要なわけですね。

 

 

普段の水分量とは比べ物にならないくらい水分を取り、出し切れず、

その水分が顔や手、足など全身をタプタプにし、浮腫が出るのです。

 

 

そのため、変な話と思うかもしれませんが、

追加で水分を取っていくと、浮腫は軽減していきます。

アンバランスになった成分を輩出するのに必要な水分が増えるため、

それを尿や汗で排出できるようになるわけですね。

 

 

そうなれば、身体の成分のバランスがとれるようになってきます。

その結果、多すぎた塩分や身体に溜まっているアルコールの副産物を

外に出せるようになるため、むくみは減少していくわけです。

 

 

そして、身体は固くないにも関わらずむくむ、という方は

同じように身体の成分バランスが悪い可能性があるため、

食事を見直す必要が出てきます。

 

 

塩分、糖分の摂りすぎは血流を悪くし、

身体に留まらせる水分量を増やすことにつながります。

胸を張って身体は固くない!といえる方は食事の見直し。

そして、水分の摂りすぎ、摂らなすぎの心配をするのが必要でしょう。

 

 

・その他

上記のどちらにも当たらないのにむくんでいる・・・。

という方がもしかしたらいるかもしれません。

 

 

腎臓、心臓、肝臓などの内臓が障害を受けている場合も、浮腫は生じます。

内臓に負担がかかりすぎている場合には、内臓そのものを直すしかありません。

手術、薬物、食事、手技療法・・・いろいろな手段があります。

良く調べて自分に合うものをしっかりと選んでくださいね。

浮腫の主な理由

筋肉が固いせい、身体の成分バランスが崩れているせい、

というのはわかってもらえたかと思います。

では、それらが何故起きるのかをお伝えしていきたいと思います。

身体の成分バランスが崩れるのは、食事の知識や関心不足なので、割愛します。

 

 

身体に浮腫が出るのは、血流が悪いせいだというのはお伝えしました。

立ち仕事や、椅子への座り仕事の長い方は、特に足がむくみやすいと思います。

これは単純に血液が重力に引っ張られているためですね。

 

 

むくまない方との差は単純で、

ふくらはぎの筋肉をしっかり使うかどうかです。

歩いているか、筋肉が柔らかいか、だけですね。

そうでなければ血液を上に戻せないわけですから。

 

 

そして、一緒に生じる冷えも理由は単純で、

足の血流が悪いということは、冷えている血液がたまりやすいためです。

仮に、そこに暖かい血液を送っても温めることが出来ないので冷えるというわけですね。

 

 

あまり多くないかもしれませんが、手のむくむ人もいます。

一時期は私も手のむくみに悩んでいることがありました。

どうしても、職業柄、腕周りの詰まる仕事のため、手の血流が悪くなりやすいんですね。

 

 

これも、足と理由はほとんど同じです。

手といえど、基本的には心臓から遠い位置にあります。

そして、末端の血管は細く、血流が悪くなりやすい状態になっています。

 

 

手の場合は足に比べると心臓に近いため、血流は強いままのことが多く、

足ほどむくみに悩む方はいないかもしれません。

それでも、やはり浮腫む方はいます。

 

 

逆に、詰まってしまうと、足のふくらはぎのように大きな筋肉がなく、

歩きのようにその筋肉を頻繁に動かすことがなくなってしまうため、

改善しにくく、浮腫に悩まされることが多いかもしれません。

 

 

腕に浮腫の出る方は、

運動選手、肉体労働、デスクワーク、主婦、料理人

といった方に多いです。

 

 

なんだか手に違和感がある、むくんでいる気がする、

という方は、本当に浮腫かもしれません。

足、顔の浮腫はよく聞きますが、

手の浮腫はあまり聞かないですよね。

でも、同じように普通にあることです。

 

 

上記のような、身体の前側で作業をする方には

手の浮腫は特に出やすいものです。

胸や肩、脇などの手に行く道が詰まるためですね。

そこにある筋肉や、その動きをする筋肉は、

硬くなると血管を圧迫しやすいのです。

 

 

使い過ぎると筋肉が硬くなって血流を阻害するので、

浮腫が強く出るようになるわけですね。

この辺は手足で同じです。

浮腫の改善方法

ここまででどういう状態から浮腫が出るのか、などはお伝え出来たかと思います。

では、その浮腫はどうすれば改善できるのでしょうか。

 

 

浮腫は、上記に何度も書いた通り、血流の悪さから出ているものです。

それの原因は筋肉の硬さであったり、交感神経が強くなりすぎていたり。

筋肉は血管を周囲から物理的に締め、

交感神経は血管そのものを細くします。

 

 

そのため、筋肉を緩める、自律神経を整える、

糖分、塩分を控える、筋肉をしっかりと動かす、

といったような血流をよくすることが大切となります。

 

 

具体的なセルフケアの方法は、

1.ストレッチ

2.マッサージ

3.食事の切り替え

4.良好な睡眠

5.適度な運動

6.サウナや温泉、入浴

などになります。

 

 

ただ、浮腫自体が悪いものというわけではありません。

浮腫はあくまでも血流が悪くなっている、というのを教えてくれているだけです。

浮腫をどうにかするのではなく、身体を健康にした結果、

浮腫がどんどんなくなっていくという認識が良いでしょうね。

 

 

あまりに強い浮腫の場合は、自分では改善しきれないかもこともあります。

また、原因は筋肉の硬さだけではなく、その判別が難しいこともあります。

分からなくなった場合には、当院に是非ご連絡下さいね。

Ⅱ 施術症例

施術例 1 浮腫(むくみ)でお悩みの30代女性