腹部指圧

セルフケアとしてお伝えしたことの見直しとしてご利用してください。

読んでも分からない、分かり難い点がありましたら、お問い合わせ下さいませ。


①-1腹部指圧・自己指圧

1.腹部指圧で改善の望める症状

 

 A.身体部位の痛み

 

  腰痛、肩こり、寝違えなど

 

 B.全身症状

 

  不眠、疲労、猫背、便秘など

 

 

 

 

 

2.圧し方、場所

 

 基本的にお腹は敏感で痛みを感じやすいところになります。

 

指圧とはいえ、指ではなく、掌で押すことをオススメします。

 

 親指の付け根の一番分厚くなるところ(母指球)を重ね、腕全体を下に沈めるようなイメージで圧していきます。

 

 

 

 圧す場所は鳩尾から膀胱の前まで下りて行き、その後右上の骨盤の出っ張り(上前腸骨棘)に上がります。

 

 そこから上に上がり、肋骨を感じる位置まで行き、また鳩尾に戻ります。

 

 その後、また左の肋骨を感じ、左の上前腸骨棘まで戻り、最後に膀胱の前で終わります。

 

 お腹を大きく「の」の字に圧すと思うと簡単かもしれません。

 

 

 

 自分でやる場合にはいくらでも細かく、そして気持ちの良い場所をしっかりと圧してあげてください。

 

 痛くする必要は無いので、強く圧さなくて大丈夫です。飽くまでも気持ちの良い快圧で圧してあげてください。

 

 

 

 

 

3.圧す筋肉

 

 A.腹直筋

 

  身体を前に折り曲げる筋肉。腹筋運動を想像すると分かりやすいですね。

 

 B.腸腰筋(二つの筋肉の総称)

 

 a.大腰筋

 

   股関節を前に曲げる筋肉。腰椎(腰の高さの背骨)から太腿の骨の内側につく。

 

  b.腸骨筋

 

   股関節を前に曲げる筋肉。骨盤の内側から太腿の骨の内側につく。

 

 

 

 

 

4.腹部指圧の意味

 

 1であげたとおり、色々なものに対して効果があります。

 

 何故お腹が?という疑問は当たり前のことだと思いますので、ここで説明しておきます。

 

 分からなくなった場合には読み直してください。

 

 

 

 上記の通り、お腹周りには身体を前に曲げる筋肉が集中しています。

 

 猫背で背中や腰に意識の行く方は多いですが、身体を引っ張っているのは実はお腹の筋肉であることが多いです。

 

 背中の筋肉が弱くて起こせない、お腹の筋肉の硬さに引っ張られることで起こせず、猫背になっています。

 

猫背になると頚、肩、背中、腰の筋肉を必要以上に使い、筋肉を固めます。

 

その影響で色々な症状が出るんですね。姿勢を良くするためにも、お腹は柔らかくしておきましょう。